「紅葉の北アルプスへ行きたい!しかし出来れば混雑は避けたい。」となると自ずと候補は絞られてしまいます。上高地や立山は圏外、、、?ちゃう、論外。バスの待ち時間まで計算には入れる事が出来ません。ゴンドラやロープウェイのあるところも激混みやろな、、、。ん?まてよ。五竜岳は?あそこなら1500mまでゴンドラでぴゅぅーっ!と行けちゃう割には八方や栂池に人気を取られちゃって空いてるんじゃ?それに遠見尾根は八方尾根とは違い樹林帯やって雑誌に書いてあったような?樹林帯いうことは紅葉するいうことやがな。
なぁ、Mさん、遠見尾根行ってみぃひん、、、。ん?どないしたんや?そんなトコでトドの真似なんかして?えっ?風邪引いたん?熱もあるん?そやで言うたやろ、腹出して寝てたらあかんて〜、お粥作ってあげるで、2日間安静に寝込んでて下さいね。私ゃ、お出かけしてきましゅ。くれぐれもお寿司など出前頼んだらあかんでぇ。DSC_0069
翌日。やってまいりました体育の日の連休。ここ何年かは毎年晴れてくれてますな、この日は。
快晴の白馬村をエスカルプラザへと急ぎます。今回は五竜山荘に1泊します。1人だし、わざわざテントを担ぎ上げるのもどうかと?けっして重たいからなどという理由ではございません。
ゴンドラとリフトを乗り継いで「地蔵の頭」に到着です。楽してこの絶景(*゚▽゚*)ここはおすすめです。
小遠見山までは日帰りのハイカーがいっぱいですが、そこを過ぎると人はまばらです。これや。これを望んでたんや。
ところどころで樹林帯が切れて鹿島槍や白馬岳が見えたり隠れたり。これまたにくい演出です。こういうの好きですね。
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しかしアップダウンが多くて思ったより高度を稼げません。いつまでたっても2000m前後をうろついているみたいです。歩きはじめて4時間、ようやく見たかった紅葉と五竜岳のベストスポット西遠見の池に到着です。いやぁ~素晴らしい。これで山頂付近が白くなっていてくれれば3段紅葉になるのに。それでも充分満足できます。ここを選んでよかった~と思いました。
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しかしこの後にやはり急登がひかえてました。このまま小屋に着くとは思ってはいませんでしたが、予想以上の急登です。まるでキレットみたいに一度急激に落ち込んでまた登り返さなければいけないところでした。こりゃぁ1時間以上かかるな。実はこの尾根をなめていて水は1Lしか持ってきませんでした。さきほどの西遠見で休憩した時にほとんど飲んじゃいましたし、昼食もすませて、あと残っているのは行動食だけでした。もちろん水場などありません。くう~!!大丈夫かいな?
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はるか上の方に小屋の赤い屋根が小さく見えています。これがなかなか近づいてこないんです。途中鎖場もありましたが、ほとんど印象に残っていません。ただただ急登を喘ぎながら登っていった。それだけです。
ようやく白岳に着くという時に今から下山するというおっさんに出会いました。「これから下山?真っ暗になってしまうで?ゴンドラにも間に合わんし」って言うとおっさんは「晩メシカレーやって言うとる。んなもん食えるかっ!!下りた方がマシや」と。そう。五竜山荘はいつもカレーだそう。私は今回事前に知っていたのでガッカリする事はありませんが。出発から6時間。白岳を下ってようやく小屋に辿り着きました。「み、みずぅ~っ!」受付するより先にペットボトルを1本買って一気に飲み干しました。「ふぅーっ!死ぬかと思った。あっ!すんません、大人1人2食付で。」( ̄▽ ̄;)
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しかし稜線に着いて驚きました。尾根の西側だけ白くなっていました。日本海側から季節風が吹いたいうわけやな。こんなにきれーに分かれるもんなんやなぁ~って感心しました。
さてカレー食い終りましたら一服です。山小屋は火気厳禁です。あたりまえやがな。外に出てみ、、、、。さ、寒ぶぅ。小屋の前の温度計は0℃を指していました。下界なら冬日です。こ、凍ってまうやろ?といいながらです。このクソ寒い中でテントを張っている人が結構います((=゜エ゜=))。し、信じれん。絶対ムリやわ。凍死してまうがな。よかった~テント止めといて。何度も言いますがけっして重いからではありません。1人ではこの寒さに耐える事は出来ないでしょう。かといって誰かさんを連れてきていたとしても抱き着いたらひどい目に合うのは確実です。やっぱり夏だけやな。うん。やめといて正解や。
ヒマなんでこの後も何度か外にタバコを吸いに出て、逃げ帰ってストーブで温まる。を繰り返すたびにテントの人達すごいね~って思っていた次第です。
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さて夜が明けまして。モルゲンロートには染まらない富士山を拝んだら山頂を目指します。気温はさらに下がっていて氷点下です。夕べは軟らかかった雪もカチンコチンになっています。都会からお越しの何組かの登山者がアイゼンを持ってきていないので登頂を諦めると言っていました。田舎もんの私は耳を疑いました。はぁ?これくらいの雪ででっか?アイゼン?なんやそれ?よぅそんなんでここまで来たなぁ。夏にきなはれ!
と内心小馬鹿にしながら出発。G0?までのダラダラした登りにヒィヒィ言ってると追い抜かれます。こっちが小馬鹿にされてしまいそうです。いちおう岩場には番号が付いていたみたいですがどれがどれだか判りません。岩場や鎖場を足掛かりを探してクリアしていくのが最高です。凍り付いている分難易度アップです。こりゃたまらん。
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G2?G3かな?鹿島槍がようやく間近にその姿を現します。かっこい~。「次はアレ登ろ!」とみんなが思うのでは?五竜岳って肩が張り出しているので、小屋からは鹿島槍も劔も見えないんですよね。
そしていよいよ山頂に到着です。剱岳が聳え立ちます。相変わらず見る者を魅了します。
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しばらく登頂の喜びに浸ってから下山します。いやぁよい山でした、五竜岳は。秋山の厳しさもちょっぴり教えてくれますし、スリルもあって絶景も望めます。何より目的だった紅葉は白馬でもトップクラスでしょう。至れり尽くせりの登山となりました。
文字数の関係で下山は省きます。(ピストンですしね)(* ̄∇ ̄*)エヘヘ