残雪期限定といえば3~5月に登れると思いがち。しかし信州百名山の1つ、堂津岳へ登れるチャンスはそう多くありません。ここは登山道が途中までしか整備されておらず無雪期はヤブ漕ぎを強いられるからです。

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にもかかわらず登山口に通じる奥裾花林道は毎年4/29まで通行止め。今年は雪解けの早さが異常です。すでに残雪が切れている可能性だって否定できません。日が経てば経つほど登頂出来る可能性が低くなります('A`|||)

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そんなときに朗報が….。GWの前半は好天に恵まれるとのこと♪( ☆∀☆)
千載一遇のチャンスです。もちろん初日にチャレンジを敢行。躊躇しているヒマはありません。

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まずは一般車通行止めの長~い車道歩きからスタート。まさか遠くに見えてるアレ?Σ( ̄ロ ̄lll)

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ヤマザクラは今が満開。車道でさえ目を楽しませてくれますが急ぎ足で通り過ぎます。

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奥裾花自然園は以外なほどひっそりしていて、思っていたような観光地ではありませんでした。日本一の規模を誇るミズバショウ群生地(81万株!)にしては地味です。

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ようやく本格的な登山開始。登山道はあって無いようなもの。ただひたすら稜線を目指すのみ。普段からルートファインディングが他人任せの人には厳しいルートでしょう。

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雪庇を乗り越える場所で右往左往しましたが、なんとか稜線到達。しかし遠いなぁ。しかも雪が全然無いし('A`|||)

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樹間越しではありますが眺望はすでに360度!右手に高妻山&戸隠連峰、左手に後立山連峰。まさに両手に花。

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思ってた以上に痩せた雪庇。しかし無いよりマシです。左側に藪が刈り払われて道が付けられていますが登山道と呼ぶにはある程度踏まれていないと…。

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アップダウンは少なく距離の割には早かったと思います。しかし、もし雪庇がなかったら相当時間を要するでしょう。

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さぁ、いよいよ本命への取付き。ぐんっ!と傾斜も増していき、クライマックスに突入。

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頂上直下でヤセ尾根が出てきました。この場所に限っていえば、雪が無くてホントに良かった。有ったら登れません(登れても降りる事は出来ません)

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逆にこの辺りは残雪があってこそ。ヤブ漕ぎの必要がなくて安堵しました。ありがたい事に何故かうまい具合になってます。

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山頂の一角に出ると急登もおさまり、ちょうど焼山が見えている下あたりに三角点がありました。戸隠連山、後立山連峰に加え、頸城山塊も指呼の間に ♪

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妙高、火打連山の左には雨飾山も。さらに遠く日本海も望めます。

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南には稜線伝いに東山の威容。(なんで東なん?)機会があったら登ってみたい山がまた1つ。

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これだけメジャーな山々に囲まれたマイナーな山って珍しいですよね。GWの快晴だというのに今日も出会った登山者は10人あまり。足が向かない要因は多々あると思いますが、マニアックな山こそ魅力的です。このままであってほしいと願ってます。

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ず~っと見えていた高妻、乙妻山。ここから見た限りでは乙妻の方が高く見えますが本来は右端の高妻山が戸隠連山の最高峰なのはご存じの通り。

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アイゼンは持ってきましたがめんどいので付けずに下山(出会った登山者は皆付けてました)真似してはいけません。

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下降点を探していると鞍部にテントを張った登山者が。2日に分けて堂津岳と東山もいい案ですね。ちょっぴり羨ましい。

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稜線から下る部分は出だしが難所。足を滑らせ2度プチ滑落したものの、なんとか下山。

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さっきまで停まっていたバスがあざ笑うかのように出発結局帰りも駐車場まで歩いて戻る羽目に('A`|||)

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ヤブあり、雪あり、ヤセ尾根あり、そして眺望もお見事!堂津岳は5月限定とはいえ隠れた名山であることに間違いありません。奥裾花自然園をスルーした事だけが心残りですが…。(入園料だけ帰り際にしっかり徴収されています)