前日に烏帽子のテン場に泊まった装備を担いだまま、船窪小屋へと向かったのは、既にお伝えしました。ここにかてテン場はあります。それでもあえて小屋泊まりを選択しました。評判を耳にしていたので一度は泊まってみたいと。 

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これが簡単には着きません。
動岳からは、植生が変わって心配になるほど下って船窪第2ピークへ登り返し。

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しかも梯子、桟橋、クサリがてんこ盛り。もう、ウンザリ(>人<;)カメラのバッテリーが点滅し始めたので画像ナシ。

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前日に3大急登のブナ立尾根を簡単だと言いきった自分でも、この行程は厳しかった(>人<;)
アップダウン有り杉! ヽ(#`Д´)ノ

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以前の船窪岳はいつのまにやら船窪第2ピークという名称に。

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5つ目のピークが船窪岳。しかしこれで終わりではありません。船窪小屋は船窪岳にあるわけではありません。七倉岳の肩にあります。Σ(゚д゚lll)
 

P8154895 パノラマ写真 
マップをよくよく見れば判ることですけど。「まーだ登らなあかんのかいっ!!」∑(゚Д゚) みるみる気持ちが萎えていったのは言うまでもありません。七倉の登りはご想像にお任せします(笑)

改めてお天気に恵まれたことだけは感謝しなくては。装備も揃っていたし、荒れてたらビバークって考えたかもしれませんから。

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針ノ木谷の分岐から見える船窪小屋の「日本一危険な水場」((( ;゚д゚)))
あんなところまで水汲みに行くん? 

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船窪小屋が見えたときは、ほんっと、安堵しました。砂漠にオアシスとはまさにこの事。へとへとでゴールイン!ε-(´∀`; )いくら烏帽子岳で油を売っていたとはいえ、10時間(昼食時間含む)は、かかり過ぎです('A`|||)

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「カ~~ン!」と鐘を鳴らして拍手で歓迎してもらえます。「ようこそ」だけではなく「よく頑張りました」ってねぎらってもらってるん?←勘違い(^_^;)

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本日の宿泊客は20数名?ってところ。キャパは充分で快適に過ごせそう。山談議に花を咲かせたいところですが、意識が持ちそうにありません
('д` ;)

発電機の音がしない唯一無二の山小屋。本来あるべき姿なのかもしれません。とにかく落ち着きます。お.ち…したZZzz…(。-ω-)

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夕食と朝食を並べて貼ってあります。
囲炉裏を囲む食事。トウヒレン?とアザミの天婦羅なるものを初めて口にしましたが、美味しい(≧∇≦)
他にもお母さん手作りの料理が並びます。

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今宵も新月の翌日いうことで星の観賞には「もってこい!」
だったわけですが、デジカメは途中でバッテリー切れあ、ありえん… (T_T)


ってことで後はスマホ画像。
居心地が良く、たっぷり眠ってしまった翌朝の小屋からの日の出。
 
モルゲンに染まる北アがキレイでした。ホント北ア全部見えちゃうんですよね、ここ。 

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今日は下山するだけ。麓の温泉♨が営業を始める頃に到着したい!と考え、時間があるので七倉岳へ登ることにしました。(小屋から10分ほど)


雲海に沈む安曇野を眺めながら…。
時間に余裕があると気持ちもリラックス出来ますね。昨日とは、えらい違いΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
 
あらら!山頂を往復して帰ってきたら、スタッフ、登山者入り乱れてラジオ体操してはりました。
途中から飛び入り(^_^)

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お母さん、スタッフさんと記念撮影。ほんまみなさん気さくな人達ばかり。

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さて、出発も鐘を鳴らしてお見送り。「行ってらっしゃ~い!」って、また帰ってこい!言うことかえ? 
 
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天狗の庭で槍も見納め。ここから下に見える高瀬ダムまで1200mほどの下り。
  

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下山後は3日ぶりのお風呂へと一目散!
葛温泉「かじか」さんへ。3日間の山の垢を洗い流して現実へ引き戻されます(´Д⊂)あぁ~あ

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二日間に渡り長々とお付き合い、まことにありがとうございました。夏山の醍醐味を味わえた充実した山行になりました。ただ充実すればするほど下界での生活が味気なく感じるようになってしまいます('A`|||)
次の現実逃避までカウントダウンして待ちましょう
 ( ̄▽ ̄)