GW第2弾は蝶ヶ岳。春のアルプス…少し背伸びした選択だったかも?です。しかも今回はテント山行。けして甘く見ていたわけではないんですけど、いろいろとハプニングが…(;´Д`A

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この時期蝶ヶ岳に挑むにあたって懸念していたのが、この山はどこから登ってもかなりの急登だということ。テント装備2回目のくせに登りきれるのか不安がありました。2回目いうたかて前回は立山の雷鳥沢です('A`|||)

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まぁ普通は北アなら合戦尾根とか、涸沢とかをテント泊入門に選ぶんでしょうがね。連休中という事もあって敬遠しました。ストイックな登山の方が向いてますし。

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GWに上高地から入山する勇気はさらさらございません。三股からの入山です。先週末から通行可能になりました。待ちわびた登山者がいっぱいだったんでしょう、空いてたのは2台分だけでした。ぎりセーフ!

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蝶沢沿いから歩き始めます。新緑が鮮やか。足元にはニリンソウやキクザキイチゲが咲いていて気持ちいい登山道です。 
 
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それにしてもやたらリボンやペンキ印が多過ぎます。親切すぎるくらい。これで道に迷うヤツはまずいな…あっ!思い当たるヤツが身内に1人いたわ( ゚∀゚)アハハ八八

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で、すぐに最後の水場Σ(゚д゚;)
最初の水場の間違いちゃうの?汲んでいくにも背中のペットボトルは手付かずのまま。
ここから稜線まで水場なし…夏にはきびしそうな感じ('A`|||)
 
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このコースで一番の人気者。初めて実物にお会い出来ました( ´ ▽ ` )ノ

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まめうち平手前から残雪が登場。すぐにアイゼンを装着する都会の登山者?を尻目にそのまま通り過ぎます。最後まで樹林帯ですけど、ところどころ常念岳が望めます。こんなかっこいい山やったっけ?    
 
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急登の連続。アイゼン、ピッケル装備の2人組が道を譲ってくれました(゚∇゚ ;)
雪道で冬タイヤ履いたヤツがノーマルタイヤに道譲るようなものでっせ。しかもこっちは小泣きじじいみたいなの担いでるってのに。  
     
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さて蝶ヶ岳新道もいよいよ大詰め。道はますます急になってきます。歩みは遅くなってきてますが、事前に分かっていたことなので慌てることはありません。

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急登との激闘4時間半。結局普通のコースタイムで登れました。自分でもびっくり!Σ( ̄ロ ̄|||)
っていうより自信がつきました。

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ここ登れるならほとんどのテン場は射程範囲ってことになりますから(・∀・)つ
 
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着いたぁ着いたで!(≧∇≦)
早速蝶ヶ岳ヒュッテで受け付けを済ませます。

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小屋の裏手にテン場。すでに20張くらい。まだまだキャパに余裕があります。

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手慣れた感じ。イグルーみたいな風除け付きで完璧ですね。真似したくてもとってもムリ( ̄▽ ̄) 

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誰か作ってくれたあとが空いてたら言うことないんですけど、そんな幸運には恵まれませんでした。初めての雪上でのテント設営。見た目はテン場で1番!の見栄えの悪さ(;´Д`A
ま、寝れたらいい…くらいの。  

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小屋でスコップを借りて見よう見真似。まさかGWに雪かきするなんてΣ(゚д゚lll)思ってもみない事が起こるのも楽しいんですけど。しかし性格が出ますね~、丁寧に作れば居住性がいい事は分かっていても出来ませんΣ(=゚ω゚=;)  

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この日の体感温度は氷点下は確実!歩いて2分ほどの山頂に行くことすら苦痛でした。その後は小雪が舞う天気になり、みすぼらしい我が家へ撤退。


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夕方には再び天気が回復してきたものの暴風!2600mの稜線を侮ってました。すでに5枚重ねで着込んでいるものの寒い!このまま夜を迎えるなんてとんでもない!凍死?

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ストーブでテント内を温めるとか、食事で身体の中から温めるって方法にも限界があります。そもそも夏用シュラフにホッカイロ張って寝よういう魂胆があさはか。

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最後の手段に出るほかありません。恥をしのんで小屋のスタッフさんにお願いしてみます。
「有料で構いませんから毛布貸してくらさい」
スタッフさんがオーナーさんかな?相談してくれまして、その方曰く「あいにく泊り客が多くて毛布は余ってないんですよ」で、「布団でよければ貸してあげますよ」と。
「ま、まじですか?おいくらまんえん?」
気持ちだけそこの募金箱にでも入れといてくれたらいいと。太っ腹ですねぇ。ありがたや、ありがたや。後光が射して見えました。あなた様のおかげで今晩凍死する事はないでしょう。

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キレットの肩に沈んでいく夕日をみながら小屋のスタッフさんたちに感謝。(向こうにしてみれば迷惑な登山者)

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まぁそれでも凍死の心配がなくなったからと言って眠れるわけでもありません。実際に枕元に置いておいたペットボトルが朝には凍ってました。冷凍室と言わないまでもチルド室?これでグ~スカ眠れるほど野蛮な神経は持ち合わせていません。結局布団にくるまったまま朝まで一睡もできず。(布団はシュラフの中には入れられません)

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気が付くと一晩中テントを叩きつけていた風の音が止んでます。明るくなってきて人の気配もしてきました。ごそごそとテントから顔を出してみると…。

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こんなに太陽が恋しかった事はいままでありません。

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防寒対策。痛感させられましたねぇ。好天と悪天では体感温度はまるで違ってました。テント担いできたけど小屋泊まりに変更したって方が何人もいましたが、よくわかりました。

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アーベントロートも素晴らしかったんですが、モルゲンロートもまた素晴らしい!んです。
快晴になるのがわかります。風が無いとなんて荘厳に感じるんやろ?見ていると感動します。

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ヤリホに素晴らしい朝がやってきました!1日ずらしたらよかったん?

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このような素晴らしい朝を迎えられたのは蝶ヶ岳ヒュッテのスタッフ様たちのおかげです。本当にありがとうございました。
この日は蝶槍まで行こうと考えてたんですが、睡眠不足と食糧不足(夜中にほとんど食べ尽くしました)で断念。速攻下山して惰眠をむさぼってから帰る!と計画を変更。何より「早く下界の暖かさを肌で感じたい!」と思ったし。こんな事思うの初めてやな~。

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こちらの温泉。露天から蝶、常念が良く見えます。「温泉で温まって生きた心地が戻ってくる…」っていうたかて普通の人に理解してもらえるかな?

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「今年一番寒かったのは5月3日の夜でした」言うたかて「何言うてんねん」思われるでしょうけど本当なんです。まじ、真冬より寒い思いしました。教訓を得たテント山行になりました。