紀伊半島を貫く神々の山稜、大峰山脈を走る縦走路は奥駈道と呼ばれ、国内でも最も古い山岳古道のひとつ。一般には大峯山というと山上ヶ岳を指しますが登山では大峰山というと八経ヶ岳を指す場合が多いようです。ややこしいんですが、どちらも今回のターゲット。

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大峯奥駈道を全て踏破するためには最低でも6日は必要です。たった3日間の限られた時間内でいかに要所を押さえるか…。この旅が充実したものになるかどうかは計画の段階で決まるようなものです。それだけに慎重なルート設定で挑みました。
               

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外せないのは山上ヶ岳。なにせ、いまだ女人禁制を貫くのは日本で唯一ここだけ。
「ま、まさかいまだにそ、そんな山が存在するなんて…」Σ(゚д゚;)栂海新道も表銀座もぶっ飛びましたΣ(`□´/)/ 
せっかく日本男子としてこの世に生を受けたからにはここを目指さない訳にはいきません!これぞまさしく男子の本懐と言っても過言ではないでしょう。
                   
《1日目》
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登山口と下山口の真ん中辺りにある観音峰駐車場へクルマを預けます。(登山口近くの駐車場はどこもぼったくりですから)
           

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みたらい遊歩道から洞川温泉へは約1時間。ウォーミングアップにちょうどいい感じ ♪

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温泉街を通り抜けて母公堂へ。アスファルト歩きにうんざりした頃、やっと清浄大橋。

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この先、いよいよ女人結界。普段なら願い下げのストイックワールド

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下山してくる登山者に「こんにちは~」と言うと、きまって「おまいり~」と返ってきます。尋ねると大峯では「よおまいり」と声をかけるんだそうな( ̄▽ ̄)へえ~

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稜線に出ると、そこは大峯奥駈道。道が世界遺産なのは世界でも2ヶ所だけだそう。さぁ、ここからは登山道というより修験道です。
修験とは歩く禅だと言われますがまさにその通りだと思います。           

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世界遺産が洞辻茶屋の中を通り抜けますΣ(゚д゚;)この先の陀羅尼助茶屋も同じような感じ。

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お助け水。名ばかりで誰も助けるつもりはないようです(`-´メ) 

もちろん左に進みます。修行ですから(・∀・)つ
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待ち受けるのは難関、鐘掛岩。渋滞で順番待ち。空いていたら2~3分でクリア出来るでしょう。ただし短いながらも穂高や大キレットより難易度は高いです。

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有名な西の覗き。耳にした事くらいあるかと思います。

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覗き込むとこんな感じです。足が震えました。

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日本三大荒行の一番!だそうです。山伏さんがガイドする団体さんのみ体験出来るって事でした。残念なような、ホッとしたような…(^_^;)

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その団体さんに追い付いたから見ることが出来たともいえますが。

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山頂の宿坊群の前から富士山が見えることもあるそうです。もちろん今日は見えません。見えるとしたら空気が澄んでる秋~冬でしょうね。

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山門をくぐり、山頂の大峯山寺へ。

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もちろんここも世界遺産。ここまでに至る道のりの成せる業か?今までで一番神聖な気持ちで参拝することに(^人^)

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おおっと、忘れてはいけない山上ヶ岳の山頂。お花畑…という名の笹っ原が広がってました
正面は稲村ヶ岳。


さて、奥駈道を進みますがここからは誰もいません。日帰りか宿坊泊まりのお参りピストンがほとんど。縦走しようなんて変態さんは少ないようです。        

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トウヒ?杉や檜の樹林帯の上も常緑の森が続くなんて…。所変われば植生も変わるものなんですね。

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約1時間で本日の宿、小笹宿。テントを張るつもりでしたが誰もいません。遠慮なく小屋を利用させていただくことにしました。

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大峰では数少ない水場があり、縦走する場合は宿坊に泊まらない限り必ず利用する事になります。あまり快適とは言えませんが逗留出来るだけで感謝。

《2日目》
この日は最も長く厳しい道のり。朝霧の中を出発します。

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まずは阿弥陀ヶ森。ほとんど見かけなかったブナが混じるようになります。

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仙人でも住んでそうな雰囲気。この霧がス~っと晴れていくサマを想像するだけでストレス解消になります。

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南側の女人結界をくぐり抜け、ようやくストイックな世界とサヨナラ( ^_^)/ と言っても、相変わらずだ〜れもいませんが。
☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

第1部はここまで。縦走の核心部は次回、八経ヶ岳編で…φ(.. )