日本百迷山 荒島岳の南面にまぼろしの大垂(おおたる)という滝があります(けしてまぼろしなどではなく実在しています)
では何がまぼろしかといいますと場所です。これが、なかなかお目にかかれないところにあるんです。ジモティさんでさえ見たことあるって人はほとんどいないでしょう。今日はそんな滝を紹介してみたいと思います。

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まずは駐車場脇にある白龍神社にお参り。
(^人^).。oO(クマ出ませんように)前回ばったり遭遇しましたから((( ;゚д゚)))

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社殿脇から葦原越しの荒島岳。

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中部縦貫自動車道の工事中…これが完成するとここは通れなくなる?

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廃道を遡る簡単そうな登山ですが渡渉、ヘツリあり。ルートファインディングに不安のある人も不向き。

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滝だけが目的なら水量の少ない秋がおすすめ。紅葉に彩られた渓谷は見る価値ありそうです。ですが、滝だけでなく雪渓も楽しみたい!と思うと6月しかありません。

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まず最初の徒渉地点はこんな感じ。

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メジャーな荒島岳に、こんな裏の顔があるんですから山は面白い。

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特筆すべきは標高わずか400mそこそこということ。周囲は新緑から深緑へと移り変わっているにもかかわらずこれだけの残雪があります。

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北アの三大雪渓がいずれも(末端でさえ)荒島山頂の標高を上回っていることを考えれば、ここがいかにレアな雪渓かが分かります。

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しかも三大雪渓でこんな事したら即、イエローカードが出されるでしょうね。

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雪渓が大きすぎて七ザコの滝の上部しか見えていません。今思えば雪渓を詰めて滝に近づけたのに。

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作業道(廃道)のど真ん中に今年初めて見るニリンソウ?プチびっくり

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そのバランス感覚うらやまです。今日必要なのはまさにそれなんです。

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行く手を阻む(ほどでもない)残雪ww

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水たまりが干上がるのが先かおたまじゃくしがカエルになるのが先か…Σ(゚д゚;)
 
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これがまぼろしの大垂…ではありません。そんな簡単に見れたら苦労しません。

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眼下の荒島谷は見どころ多く、歩いていて退屈しません。

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作業道が寸断されているところで二度目の渡渉。いよいよ目的地がすぐそこ。

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二俣を右へ。この沢を詰めるのが本日の核心。轟音の響く方へと慎重に進みます。 

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初めて見る三段目の滝壺。まだまだここで満足ってわけにはいきません。左のオーバーハングの岩壁を登ります。

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シャガが咲いてます。そっとかき分けて進みました。ヘツリではバランスが大切。

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み、見えたぁ!とうとう来ました!
と言っても三段の滝の二段目だけですが…。この先は完全防水装備が不可欠です。一段目は「まぼろしのまま」で…('A`|||)

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どうです?二段目だけでもなかなかの絶景でしょ?達成感もありました。沢ヤ以外でここまで来れる人はそうはいないでしょうから。

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ヘツリも下りでは神経を使います。ドボンしても着替えはもちろん持ってきていません。

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このルートを山頂に繋げていたなら荒島岳もかなりの名山になっていたでしょうね。勝原ルートを往復したくらいでは味わえない満足感が得られるはずです。

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一味違った荒島岳の懐の深さをご紹介しました(三段の滝の全貌はおあずけでしたが)
ただ誰にでもオススメ出来るようなところとは言えませんね。どうしても…という方は沢装備で。お持ちでない方は秋まで待ちましょう。