再び秋の連休(しかも好天予報)ということで、最も優先すべきは混雑を避けること。紅葉は「少しは楽しめたらいいかな?」くらいの気持ちでした。

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今回、1番の目的は後立山では数少ない未踏の登山道、雪倉鉱山道を踏破すること。たとえメジャーな百名山でもマイナーなルートから。まさかそれが隠れた紅葉の名所だとは…。

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予定では白馬大池で1泊。ですが「15時までにテン場に到着出来たなら日帰りも可能かな?」と。

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蓮華温泉の駐車場の大混雑がウソのような誰もいない登山道。朽ちて苔むした木道が登山者の少なさを物語ってます(それでも十数人は散見されました)
   
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瀬戸川に架かる立派な?仮設の橋を渡って本格的な登山道が始まります。
   
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いきなり目を楽しませてくれる登山道。こりゃきっと当たり!に違いありません。

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期待は裏切られません。まさに錦秋と呼ぶにふさわしい光景が広がっていました。

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裏切られた!と思ったのはこれくらいですかね。小蓮華山の蓮華菱とかいう岩峰。お世辞にも褒められたものではありません。


五竜岳の武田菱みたいにカッコいいヤツを想像してたんですが…。これだけは見事に裏切られました('A`|||)    

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しかし紅葉だけなら、この山域でも指折りでしょう。とっておきの紅葉とはこういう場所を云うんでしょうね。

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おかげで足が進まない~(≧∇≦)日帰りは早々と諦めました。紅葉だって一期一会。綺麗にドレスアップしてもらったら誉めてあげるのが礼儀です。

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神の田圃。池塘も良いアクセントになっていますね~。
            
            
            
           

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これで蓮華菱が思ったとおりの岩峰だったら…。(無い物ねだり)

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それでも、この紅葉をほぼ独占できる幸せ。メジャーな山でもマイナーなルートならこんな贅沢を味わえるんですね。

           
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雪倉上ノ沢は遅くまで雪渓が残っていたようです。いまだにミヤマアズマギクが咲いてましたから。

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雪倉岳の全景が見えるようになってきました。この紅葉の中を縫うように登山道がつけられています。絶景になるのも頷けますね。

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塩谷精錬所跡。面影はみじんも見当たりません。「本当にあったん?」ってさえ思います。
 
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このあたりから「本日の主役」は草紅葉にバトンタッチ。
            
           

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登山道もザレの急登に…(;´Д`A そう容易く分岐には辿り着けません。なぜか急に足が重くなってきました('A`|||)

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記憶に新しい鉢ヶ岳~雪倉岳の稜線。夏に比べて寂しい雰囲気に感じるのは、お花畑の印象が強すぎたからでしょう。
                   

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三国境まで登りきれば、
あとは稜線伝いに白馬大池に向かうだけ ♪

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日帰りを諦めたので白馬のテン場に向かうこともできたはずですが、安堵感とともにそんな考えは吹き飛びましたΣ(`□´/)/


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相変わらず賑やかな稜線は「こんにちは~」の嵐。今まで見えなかった信州側の眺望が得られ不思議と新鮮に感じました。

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まだ3時半だというのに影がなが~く伸びてます。日の短かさを実感しますね。気が付けばもう人影も疎ら。

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誰だったかN〇Kで、「歩いている時の石のきしむ音しかしないのが非日常を感じる」って言ってましたがまさにその通りですよね。下界の雑踏の中では味わえません。
 
   

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さて、まずは小屋で幕営の受付とビールを…えっ!な、なんやて!ビール売り切れやて?((( ;゚д゚)))
「明日で小屋閉めですから」(・∀・)つ
「やっぱり下山しよかな?」しかし下山したところで飲んだら帰れません。諦めてワインをラッパ飲みww

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よりによっておつまみはコンビニの枝豆、晩ご飯はカレー(´・ω・`) ワインとの相性は抜群で…

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賑やかな夜もせいぜい8時半頃まで。皆さんマナー良くてよく眠れました。

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翌朝はこの1枚限りでカメラのバッテリー切れ(^人^)スマホまで寒さで逝ってしまわれました…>_<…どっちも経年劣化が激しくなってきてます。                                   

まぁ、2時間足らずの下山だけですから構いませんが…。

と、いうわけで蓮華温泉から白馬岳を目指すなら、あるいは白馬岳から蓮華温泉に下山するなら鉱山道をおすすめします(マニアックというか玄人好みなのは否めません)隠れた紅葉の名所に驚くこと間違いありません。