最近よく目にする中央分水嶺 高島トレイルの活字。山の標高はそれほど気にしない性分ですが、あまりに低いのも興味が湧きません。しかも縦走となると100%対象外。

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しかしシーズンオフに分割で踏破を目指すのも一興。まずはなんとなく名前の響きに惹かれた百里ヶ岳。福井県側からの周回ルートで最後の紅葉を楽しむべく歩いてみました。

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登山口は上根来(ねごり)集落。この手前に東大寺への御水送りで名を知られる鵜之瀬があります。この遠敷川の水源は百里ヶ岳などの分水嶺からとなっています。

《鯖街道》
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御食国といわれる若狭小浜。京の都へ海産物を運んだ最短ルートが鯖街道。今ではこの道が百里ヶ岳の登山道(根来坂)として利用されています。

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先月の台風の爪痕?登山道を塞ぐ倒木がいたる所に。

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黄葉はすでに期待出来ないのは分かってましたが、予想した以上に見頃を過ぎてました。

《ゴザ岩》
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途中、無粋な車道に合流します(この林道は麓で通行止めになってました)ここまで来て車道歩くなんて気持ちが萎えますね。

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鯖街道と車道の重複区間は10分程度。長いような短いような。

《池の地蔵》
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枯れることのない井戸だそうです。当時ここを歩く商人たちの喉を潤していたことでしょう。

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「おおっと!ゆっくりしてたらサバが腐っちまう」((( ;゚д゚)))…なんてねw

 
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足首まで埋まる落葉の中を歩くのは楽しい ♪

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山モミジと目指す百里ヶ岳。

《根来坂峠》
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根来坂峠~百里ヶ岳~木地山峠までが今日辿れる高島トレイル。本日の核心 ♪
       

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斜めってますって?水平取ってますよ、こんなんです。お地蔵さんに避難勧告出しましょうw

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百里ヶ岳に向かう前にちょっと寄り道したいところが…。
   

《おにゅう峠》
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雲海の絶景ポイントとして旅行雑誌にも取り上げられていた場所です。気象条件が良ければ早朝に来る予定だったんですが…。

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百里ヶ岳登山道に戻ります。山頂が近づくにつれモノクロームな世界になってきました。

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ところで滋賀県側からも百里新道という登山道が延びていますが…。

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その名の通り新しく拓かれた趣きに欠ける登山道。「杉の植林ばかり歩くのは遠慮したい」(`-´メ) 却下しました。
   

《琵琶湖遠望》
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琵琶湖の水源でもありましたね。滋賀県側は保水力なさそう。

《百里ヶ岳山頂》
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誰が名付けた百里ヶ岳。名の由来は百里先まで見渡せる眺望とか?大きく出たなぁ、いくらなんでも風呂敷広げ過ぎでしょう。

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山頂からの若狭湾。「百里どころかせいぜい…」って毎度、大勢の登山者に突っ込まれてることでしょうね。

《木地山峠》
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次から次へ登山者が来る山頂はスルーして木地山峠でお昼ごはん ♪ もちろんサバ…ではなく寒いので味噌煮込みうどんw

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峠からの下山(ルートファインディングに自信のない人にはおすすめ出来ません)は1時間程度でした。
それにしても福井県側からのルートは邪道なのか?ほとんど人に会いませんでした。静かに山を楽しみたい方にはおすすめです。
  

総延長80kmにも及ぶ高島トレイル。低山と割り切って歩けばそれなりに楽しめそうですね。今回歩いたのはトレイルのほんの一部。感想を述べるまでには至らないと思います。もうちょっと繋げて歩いてみてから。
それからここはスノーシューにも最適です。冬の楽しみが増えました ♪ 近いうちにまた来ることになるでしょう。