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越前大日山。地元、勝山では親しみを込めて兜山(越前甲)と呼んでいます。ちょうど田植えの頃に現れる鶴の雪形は奥越の風物詩にもなっていますね。初冬のとある休日、この山の頂を目指すことにしました。

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なんとか新俣峠まで来れたので問題ありませんでしたが国道なのに県境で通行止めって有りなん?おかげで三密を避けるどころか山を貸し切りの可能性大。

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北電の鉄塔巡視路を利用して大日峠まで。峠から正規の登山道に合流します(従来の登山口が分からなかったため)

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「この山はブナで出来ています」と言っても過言ではありません。笹にしか緑がないモノクロームな山も魅力的です。けして殺風景なんかじゃ…あ、ありません。

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「山高きがゆえに貴(たっと)からず、樹あるをもって貴しとなす」山は高さではなく樹木を茂らせてこそ価値があると昔から説かれています。それがブナだったらこれはもう宝かと。

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さて、日頃の不摂生が祟ったのか?体調がいまいちなのに加え、あろうことかここは福井県三大急登。今日に限っては登れる気がしません。こんなに気持ちが後ろ向きになった事って今までありませんでした。

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ヒィヒィ、ゼェゼェ
(;>_<;)やっぱりめっちゃキツい('A`|||)でも諦めません。負担をできる限り減らしたへなちょこ登法でごまかしながらゆっくり歩を進めます。

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いつもなら「急登ってキュート~♪」なんて言って周りを凍りつかせるところなんですけどね、本日は絶不調につき…

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しかし小気味良いことには変わりありません。ルートの付け方次第で山の印象って違ってくるんですよね。

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山頂は白山がどーんってあれ?(゚Д゚≡゚д゚) ここにきてガス女の本領発揮?ちょっと~やめてぇ~w

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体力に余裕があれば加賀甲(小屋が見える山)まで足を延ばしたい…と思ってましたがもちろんここで折り返します。

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下山は白山を正面に見据えながら。ようやくご機嫌を直してくれたもよう。

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方角的に加賀大日かな?しかし㊟良く似た名前ばかりの山域でややこしいですよね。

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【脚注】越前大日山と越前甲は同じ山。加賀大日と加賀甲はそれぞれ別の山、また小大日山も隣接しています

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急登に雪が無かったので危険は感じなかったものの状況判断は必要不可欠。低山とはいえ立派な冬山です。気軽に登っていいということじゃありません。

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何はともあれお連れ様を危険な目に遭わせず済んだだけでも良しとしましょう。引率者失格のらく印は免れました

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各自治体ごとに電力を賄えればこんな鉄塔要らんのに…(-.-)ノ⌒って思いますよね。勝山は各家庭で自家発電を義務づけますから撤去してもらうわけには…いきません?あら、残念。

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帰りの車窓から。そりゃ急やわ!Σ(゚д゚;) 
しかし何度も言いますがあれらの鉄塔なんとかならないもんですかね~。 もし無かったら男前のい~い山だと…思いませんか?