これが2021年登り初め。まずは「年初に登りたい」と思っていたウシの付く山。えっ、赤牛岳?まさかぁ。もう1座、同じ富山県内にローカルながら赤が付かない牛岳があるんです。
山麓を中心に数十社に及ぶ牛岳神社があり信仰を集めていることが分かります。祀られているのは大国主命。
ルートは牛岳スキー場からピストン。ゲレンデを歩くのは目立ちます。リフト運行開始前にゲレンデトップに着けるように出発。しかしこれが間違い。
ゲレンデトップでは親切なパトロールさんがルートを教えてくれました。林道歩きがほとんど?つ~か無雪期はクルマでここまで来れるんか~い!
谷を走る茶色いラインは雪崩の痕跡。そう言えば1月の富山は大雪でしたね。
トレースはあって無いようなもの。この日は4月並みの暖かさで雪は緩みスノーシューを履いていても膝下ラッセル。雪は重く時間も(体力も)相当かかりそう。
積雪は1.5㍍といったところ。林道はほぼ水平移動とはいえ想定外の負担増に息も絶え絶え。
「誰か先頭ラッセル代わって~ヽ(TдT)ノ」と言っても誰もいません朝イチで来たのが失敗でした。幸い時間にだけは余裕があります。何度も休憩をとって後続の登山者を待つことにしました。
来たきた―っ!ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ それも若ぇ衆が♪ ひとりふたりと先行ってもらって(その後も数人に道を譲りました)おっさんは楽をさせていただきます。
発達した雪庇のトラバースも( ; ゜Д゜) 雪が緩んでいて超危険。いつ雪崩ても不自然ではありません。
右手に見える顕著なピークが牛岳?
かと思えば手前に鳥居らしきものが目に入ってきました。こっちが山頂?
お参りするにしても神様に上から目線じゃ御利益なんてあったもんじゃありませんね。
ここは本来、眺望が抜群のはず。それが今日はどうでしょう。霞が酷くて能登半島はおろか日本海すらぼんやりとしか見えません。
砺波平野といえば散居村ですが…。
山頂でお会いしたジモティーさんに「隣のピークは何?」と伺ったところ、牛岳の三角点があるんだと…?それを山頂というねんΣ(゚д゚;)
あっぶねぇ~、知らずにスルーしてしまうところでした。
再び尋ねます。「立山はどこ?」山頂神社の上にうっすら見えるいうてます。えっ?み、見えへんけど…。富山県民には見えるようです。
再び神社まで戻ってくると別ルートから山スキーで登ってくる人達が。それもこの山の魅力。
さらに復路でも数人の登山者とすれ違いトレースはより歩き易くなっていました。レベルダウンして今の体力にぴったり。それでも「雪山に帰って来られた」だけで満足。今後は体力の回復に努めます。